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宅配特化「ゴーストレストラン」急増 80業態持つFCも

客席を持たず宅配に特化した「ゴースト(幽霊)レストラン」が急増している。
宅配に対応する飲食店の1割強を占める地域も出てきた。
鶏肉料理や丼物など数十の業態を用意したフランチャイズチェーン(FC)が登場し、参入が容易になった。
新型コロナウイルス禍に苦しむ飲食店主らが「副業」として加盟し、飲食宅配市場の拡大に弾みを付けている。
料理宅配アプリの「出前館」や「ウーバーイーツ」で注文する際、こう思った経験はないだろうか。
「こんなお店、うちの近所にあったっけ」。ゴーストの名は、看板も客席もないため、店が「幽霊のように目に見えない」ことに由来する。
どの程度のゴーストレストランが存在しているのか、実態調査を試みた。
ウーバーイーツで東京都港区の一角を配達場所に設定すると、注文可能な店として約750店が表示された。