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中部圏で高まる物流施設需要

名古屋を中心とした中部圏で製造業が活発化し、日本全体の輸出を押し上げる動きが鮮明となる中、物流施設需要がこれまでにない水準で高まっている。もちろん、どれだけ需要が高まっても供給がなければ市場は活性化しない。これまでの中部圏がこれに相当していたが、風向きが変わってきた。
3大都市圏の中でも東京・大阪と比べて大規模な物流施設の整備が遅れがちだったこの地域では、供給の少なさから16年末時点の空室率が「0.0%」(CBRE調べ)、16年末時点にようやく2.6%へと上昇したが、「空室を抱える物件はわずか1棟で需給はタイト」(同)な状況だった。18年末までに15万坪の供給が見込まれるものの「まだまだ足りない」(大手不動産会社)状況だという。