日本郵便と楽天は5日、EC物流の不在再配達削減に向け、商品を一度で確実に受け取れるようなラストワンマイル配送サービスの仕組みの整備や施策を検討するため、受け取りサービスの拡充など両社の連携を強化すると発表した。
楽天と日本郵便はこれまで、ゆうパックの受取りができる宅配ロッカー「はこぽす」やコンビニエンスストア、楽天が提供する商品受取りロッカー「楽天BOX」で「楽天市場」での購入商品の受け取りについて協業し、EC物流の効率化について試行や検討を続けてきた。
一方で、宅配に占める不在再配達の比率は依然として高く、EC物流でも重要な課題となっていることから今回、課題解決に向け、両社の連携を強化することにした。
施策では、コンビニエンスストア、郵便局、はこぽす、楽天BOXの受け取りサービスの拡充、指定場所配達サービスの実施、通知サービスの充実、1回で受け取った際の楽天スーパーポイントの付与――を行う。さらに施策を推進するため「楽天市場」の出店店舗向けに共同で営業を行い、特別運賃の提供も開始する。